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プレシデンス・ダイアグラム法

はじめに

プレシデンス・ダイアグラム法について詳細に記述する。

概要

プレシデンス・ダイアグラム法(PDM)はスケジュール・モデルを構築するための技法のひとつで、アクティビティをノードで表記したものである。
アクティビティは、実施する順序を示すいくつかの論理的順序関係を表す図式で結び付けられている。

関連プロセス

プレシデンス・ダイアグラム法は「アクティビティの順序設定」プロセスでのツールと技法で活用される。
なお、「アクティビティの順序設定」プロセスのITTOは以下の通り

InputTool&TechniqueOutput
プロジェクトマネジメント計画書
 ・スケジュールマネジメント計画書
プロジェクト文書
 ・アクティビティ属性
 ・アクティビティ・リスト
 ・前提条件ログ
 ・マイルストーン・リスト
組織体の環境要因
組織のプロセス資産
プレシデンス・ダイアグラム法
依存関係の決定と統合
リードとラグ
プロジェクトマネジメント情報システム
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図
プロジェクト文書更新版
 ・アクティビティ属性
 ・アクティビティ・リスト
 ・前提条件ログ
 ・マイルストーン・リスト

プレシデンス・ダイアグラム法(PDM)

4種類の依存関係あるいは論理的順序関係がある。
先行アクティビティとは、スケジュール上、依存関係にあるアクティビティの前に論理的につながる。
後続アクティビティとは、スケジュール上、依存関係にあるアクティビティの後に論理的につながる。

  • 終了ー開始関係(FS):先行アクティビティが完了するまで後続アクティビティを開始できない論理的順序関係
  • 終了ー終了関係(FF):先行アクティビティが完了するまで後続アクティビティを終了できない論理的順序関係
  • 開始ー開始関係(SS):先行アクティビティが開始するまで後続アクティビティを開始できない論理的順序関係
  • 開始ー終了関係(SF):先行アクティビティが開始するまで後続アクティビティを終了できない論理的順序関係

アクティビティは同時に二つの論理的順序関係を持つことができる。同じアクティビティ間の複数の関係は推奨されないため、影響が最も大きい関係を選択する必要がある。

プロジェクト・スコープ記述書

はじめに

プロジェクトスコープ記述書の内容を詳細に記述する。(PMBOK P.154)

概要

プロジェクト・スコープ記述書は、スコープ、主要な成果物、前提条件、および制約条件を記述したプロジェクトとプロダクトのスコープ全体を文書化したものである。
ステークホルダー間でのプロジェクト・スコープについての共通理解を可能にし、スコープからの除外事項を明示する。

記述項目概要
プロダクト・スコープ記述書プロジェクト憲章および要求事項文書に記述のあるプロダクト、サービス、または所産の特性を段階的に詳細化する。
成果物プロセス、フェーズ、またはプロジェクトを完了するために生成することが求められる固有で検証可能なプロダクト、所産、またはサービス遂行能力。
成果物には、プロジェクトマネジメントの報告書や文書などの補助的な所産も含まれる。これらの成果物は、概要レベルで記述する場合も詳細に記述する場合もある。
受入基準成果物を受け入れられる前に満たしておく必要がある条件。
プロジェクトからの除外事項プロジェクト殻の除外されるものを特定する。
プロジェクトのスコープ外の事項を明示的に記述することは、ステークホルダーの期待をマネジメントするのに役立ち、スコープ・クリープを減らすことができる。

プロジェクトのスコープベースラインのうちの一つとして扱われる。
スコープベースラインは以下の通りとPMBOKでは定義している。

  • 承認済み版のプロジェクト・スコープ記述書
  • ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS)
  • WBS辞書

関連プロセス

プロジェクト・スコープ記述書は「スコープの定義」プロセスでアウトプットされる。
なお、「スコープの定義」プロセスのITTOは以下の通り

InputTool&TechniqueOutput
プロジェクト憲章
プロジェクトマネジメント計画書
 ・スコープマネジメント計画書
プロジェクト文書
 ・前提条件ログ
 ・要求事項文書
 ・リスク登録簿
組織体の環境要因
組織のプロセス資産
専門家の判断
データ分析
 ・代替案分析
意思決定
 ・多基準意思決定分析
人間関係とチームに関するスキル
 ・ファシリテーション
プロダクト分析
プロジェクト・スコープ記述書
プロジェクト文書更新版
 ・前提条件ログ
 ・要求事項文書
 ・要求事項トレーサビリティ・マトリックス
 ・ステークホルダー登録簿

プロジェクト憲章とプロジェクト・スコープ記述書の要素

プロジェクト憲章プロジェクト・スコープ記述書
プロジェクト目的
測定可能なプロジェクト目標と
関連する成功基準
ハイレベルの要求事項
ハイレベルのプロジェクト記述、
境界、および主要成果物
プロジェクトの全体リスク
要約マイルストーン・スケジュール
事前承認された財源
主要ステークホルダー・リスト
プロジェクト承認要求事項
プロジェクト終了基準
任命されたプロジェクト・マネージャー、
その責任と権限のレベル
プロジェクト憲章を認可するスポンサー
あるいは他の人物の名前と地位
プロジェクト・スコープの記述
プロジェクト成果物
受入基準
プロジェクトからの除外事項